「スピーキングの勉強は一人ではできない」「何を勉強したら良いのか分からない」といった声をよく耳にします。

無論、スピーキングは先生と行うのがベストです。しかしながら、一人では勉強ができないという訳ではありません！

そこで、英検合格のためのスピーキング勉強法についてお話いたします。

　スピーキング勉強法は大きく分けて2つあります。今回第8回では、その内の１つをお話いたします。

スピーキングの勉強で大切なことは「とにかく口を動かすこと！」です。そのために、”シャドーイング”という練習法が有効です。（シャドーイング詳細については第5回をご覧ください）

そもそもこの学習法は、同時通訳を目指す人のための勉強法として始まり、現在では中等英語教育にも幅広く取り入れられています。

　”シャドーイング”においては、同じスクリプトの繰り返し練習が重要です。何度も何度も、スクリプトを読むうちにその表現が体に染みつき、口をついて出るようになります。

スクリプトの文章そのものを全て暗記する必要はありませんし、それは難しいと思います。しかし、何度も何度も練習する内に、フレーズや表現が身に着いてくるのです！

例えば、私は「速読・速聴英単語 Advanced」というテキストを用いて、1つのチャプターを20回も30回も、シャドーイング練習をしたことがあります。

その結果、「on the verge of ruin」や「never to return again」などという表現が頭にこびり付き、スピーキングでも多様できるようになりました。

このように、シャドーイングを通して文を覚えるのではなく、フレーズを口をついて言えるようになるのです！

　次回は、スピーキングの練習法その２についてお話いたします。2つの練習法を組み合わせたら完璧ですね！

乞うご期待を！